サイトの技術選定

概要

本サイトは静的サイトジェネレーターを用いて生成したサイトをCloudflareでホストしています。

ブログを書こうと思ったとき、多くの人にとって第一の選択肢はおそらく「はてなブログ」等のブログサービスです。私も、「コンテンツに集中する」という観点では、ブログサービスを使うのが合理的かと思います。技術ブログであれば「Qiita」、「Zenn」など洗練されたサービスがいくつかあります。

収益化を目指す場合これらのサービスでは利用規約に制限される部分が出てきますが、やりたいことが制限されないサービスも探せばどこかにあるでしょう。

それでも私がこれらのサービスを使わないのは、自分でサイトを構築すること自体に惹かれるからです。「一戸建ての家を建てて住みたい」、「一国一城の主になりたい」という欲に近いです。

（とはいいつつ静的サイトジェネレーターに頼っているので「建売」が近いかもしれません。）

「自分でサイトを構築したい」と思ったとき、おそらく多くの人はWordPressに行き着きます。私自身最初はWordPressを使っていました。

WordPressは日本語情報が多く転がっていますし、デザインにもこだわりやすいです。

私にとってネックになったのは「サーバーの管理が面倒くさい」という点です。 WordPressでサイトをホストするにはレンタルサーバーを借りるなり自宅でサーバーを立てるなりする必要があります。セキュリティの観点からこまめにアップデートをする必要もあります。

飽きっぽい私には「一度思い立ってサイトを立ち上げるとお金と労力がかかり続ける」という状況が耐えられず、挫折しました。

「一国一城の主になりたい」「でも継続的な管理は嫌だ」という要求を叶えてくれるのが静的サイトでした。私が世の中に発信したいのはプレーンテキストとせいぜい数枚の写真や図であり、世の中にhtmlを送りつけるだけで欲のほとんどは満たされます。

強いこだわりはありません。

実はHugo → Gatsby.js → Docusaurusと乗り換えてきました.

それぞれ一長一短がありますが、Docusaurusを選んでいるのは、「Reactの開発元がつくっているから信頼できるだろう」という権威主義的なところが大きいです。

「ドロップダウン式のサイドメニューが標準でつくれる」といった使い勝手の満足ポイントもあります。ロゴがダサくて気に入りませんが、まぁ許容範囲です。

いずれアフィリエイトリンクを貼る可能性も考え、商用利用可能なホストサービスを選びました。最初はNetlifyを使用していましたが、Cloudflareのほうが無料枠が強そうであったため移行しました。

文章をGitlab上のPrivateレポジトリに置き、そこへのアクセス権をCloudflareに与えています。

下記のような設定をすれば、Github/labにpushしたときにホスト側で自動でビルド&デプロイしてくれます。

Build command: npm run build
Publish directory: build

私は飽きっぽいのでいつまでブログ更新を続けるか不明ですが、気が向いたときに更新しようと思っています。

2024年1月にこのサイトを立ち上げ、サイトの大枠だけを作って一旦飽き、7月に再び「ブログをやるぞ」と思い立ちこの記事を書いています。無料サービスを組み合わせているのでこのようなことをしても全く懐が痛まないのが静的サイトの一番のメリットかと思います。